民藝座 静かな落日

昨晩磐田市民文化センターにて劇団民芸公演による 静かな落日 を観劇しました。

市民会館前の駐車場を確保する為に毎回早くに出掛けて鉄板焼 陸 さんにて晩飯。

民藝座 静かな落日

豚キムチと牛スジこんにゃくのお好みを友と二人で。美味しいです。
生Bを飲みながらつまみも頂いて、 これで暗い会場に入るわけですからつい眠くなります。
分っちゃいるけどやめられない。

樫山文枝さん、伊藤孝雄さん主演。

一部はくらくらしながら何とか聞いて見ていた。
小説家の家族に友達が加わって日常が過ぎていく何か平凡な話だなあと思いつつも
志賀直哉などとマージャンをしょっちゅうやる 広津和郎 なる人物はどんな人?と
少し興味を持った。劇中で広津さんが書いた本が映画になった時
父親が笠智衆、娘が原節子などとも聞いたから。

二部に入って、松川事件(1949・8・17に起きた列車転覆事件)の話になった時
まだ戦後間もなく警察も恐れられてた時代だと思うけど
捕えた人から証人まですべてうそで塗り固めて作っていく調査だったので
やっきりしてやっきりして、そこから俄然目が覚めた。

どんな事件か、広津さんとはどんな人物かネットでも調べてみた。

アリバイのちゃんとある人までひた隠しに隠し死刑判決を出してた様だ。
労働争議や左翼的思想を黙らせる為故意に国鉄職員の逮捕を警察がでっち上げた。

若い十代の純朴な瞳を仙台地裁で見てどうにもほっておけなくなり
作家の広津さんも散々調べ上げ最後は全員無罪を勝ち取る。

その時の広津さんの言葉 「よござんしたね」 だそうです。
東京の下町のあっさりした江戸っ子気風を感じます。


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